5回にわたって主な防衛反応について述べました。
5つのパターンの防衛反応は私たち自身の防衛でもあります。
誰しも防衛のない状態で生まれてきます。
そして周りの反応を見て、いやな経験をしないように、
或いは怒られない様に、回りの期待に応えるように、
どのような対応や反応をすれば良いか経験して学習していきます。
昔そのやり方が最も効果があった方法でも、
ある時を境にそのやり方こそがトラブルの原因になる場合があります。
この5つの防衛パターンも防衛しているようでも実際はトラブルの
原因になっています。
例えば、駄々をこねて望みの物を手に入れることに成功してきたため、
習慣化したその態度は後々周りの願いと相いれず仲間と大きな摩擦を生む
原因となります。
読んで下さった方はご自身がどの防衛を最も頻繁に使うかも
ご理解いただけたのではないかと思います。
防衛はごくごく幼いころに経験したことから心に深い傷を受け、
その傷を受け止めきれずに、子供なりの理解で傷を避けようとして
発達させていきます。
大切なのは、
自分が防衛をしていると気づくこと。
相手も本人に馴染みのある防衛反応が現れ、一種の癖のようなもので、
自分に対して個人的なものではないこと。
以上を理解することです。
より深いエネルギーの場からみると、
このような状態になっているのは、心の叫び・・
「私はこの傷を癒したい」と魂がそのような状態や環境を
招き寄せているのかもしれません。
自分にもまた周りの人たちにとっても、防衛反応を理解することは
より開かれた空間を提供することになります。
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