私たちは小さい頃からごく普通に人と比べる習慣をつくりだします。

赤ちゃんの時には、言葉を発する・オムツをとる時期が早いか遅いかと同年代の子供と比べられます。

学校に入ると成績・人気・運動・生活態度やお行儀・美醜など毎日人や兄弟と。

大人になっても色んなことで人と比べたり比べられたりします。

 

比較は時にはモチベーションを高く持つことになったり、スキルアップを目指す良い機会にもなります。

一方、自分がひどく劣っていると感じる場合はうつや自律神経を乱す原因にもなりかねません。

 

私たちは皆、個性的で違った能力の持ち主であり、自らの光を自己開示を通して世界に表現する生命体なのです。

 

ですので、比較することなく自分の能力を磨くように努めるとストレスを大幅に減らすことができます。

 

では、どうすれば比較しない生き方ができるのでしょう？

自分が誰かと比べて落ち込んだ時、なぜ自分は落ち込んでいるのだろう？と自問してみて下さい。

落ち込みの場所ではなく、自分になにが起こっているか、今この瞬間に焦点を当てることでエネルギーを変えることができます。

 

慣れてくるとさらにその先、原因や核になった子供の頃を思い出すかもしれません。

「誰かと比べられて悲しい思いをした」

「自分はダメな人間だと感じた」

「愛される価値がないと感じた瞬間があった」

そんな自分を傷つける思考で受け止められない経験を紛らわせたことがあったはずです。

私たちは心の痛みにはどう向かい合ったらよいか手本になる大人がいなかったため、対処方法が分かりませんでした。

そのため、何か理解できる他の痛みで代用し紛らわせるようになります。

この痛みは非常に激しく自分自身を痛めつけます。

本当の痛みは柔らかい痛みで長く続くものではないのです。

 

比較に気付いたら優しく手放し呼吸に意識を向けましょう。

ネガティブなエネルギーを活性化することをやめるようにしていくと随分とストレスが減り楽になっていきます。

 

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